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まだ世の中に無いアプリケーションを開発

2019.09.07

Cloud Apps事業部を技術で率いる上良 幸平。今年ピーエスシーに入社して3年目を迎える。“お客様の声を大切に、最大限反映”、をサービス理念とし、アプリケーション開発を担当している上良。担当するプロダクトへの想い、今後の展望について聞きました。

とにかくユーザーの“使いにくい”を解決する

(Cloud Apps事業部で触れている技術について教えてください。)

「Coo KaiはG suiteとOffice365のアドオンアプリケーションツールとして開発しているサービスですのでMicrosoft社やGoogle社が公開しているAPIを利用してデータを連携したり、Google Cloud PlatformとMicrosoft Azureを利用してこのサービスのインフラ環境を構築しています。そのため、その辺りの知見は蓄積しているかと思います。またOffice365においてはMicrosoft社のエンジニアの方と定期的にディスカッションしています。機能の実現可能性について討論するほか、新しいAPIやサービスについて技術的に質問することができますので、そこは当社の強みだと感じています。」

(Office365との連携について具体的に教えて下さい。)

「Coo Kai Calendarを一例に挙げると、通常Office 365の標準機能を利用している人はOutlook Web Apps(OWA)で予定の作成・確認をしていると思います。しかしながらOWAでは会議の出席者を氏名検索でしか探すことができないため、従業員数が多い企業は探すための時間がかかってしまいます。また、複数のユーザーの予定表を比較した時に空き時間がひと目で見つけづらいといった声もあります。Coo Kai Calendarはそういったお客様の声をもとにし、シンプルで且つ見やすいデザインにこだわり、氏名検索のほか部署、部署名や事業部名といった組織単位での検索を可能とすることでユーザーにとって使い勝手の良いアプリケーションにしました。また、仕組みとしては、Microsoft Graphと呼ばれるWeb APIを使用しています。このAPIはOffice365に登録しているユーザーの個人情報やグループ情報のほか、ユーザーがOutlookに登録している予定情報を、プログラム言語C#を使ってアクセスすることができます。Coo Kaiではこのアクセスした情報をアプリケーションに適切に表示し、よりユーザーが使いやすい状態でサービス提供しています。
また、インフラとしてはAzureのPaaSを使用しており、Coo Kaiは全ての開発段階でMicrosoftのサービスや技術を活用しています。」


「Microsoft Azure App Serviceで、データベースは同じAzureのサービスであるAzure Cosmos DBを使用しています。Azure Cosmos DBは2017年にリリースされた比較的新しいデータベースですので、使用し始めた当初にMicrosoft社と話した際にCosmos DBを導入したアプリケーションは事例としてまだ少ないと聞きました。」

 

世界に向け動き出したMicrosoft Teamsとの連携

(Microsoft Teamsとの連携について教えてください。)

「Teamsとの連携を始めたきっかけはMicrosoft社からTeamsの利用者促進のためにTeamsと連携したアプリケーションを作ってもらえないかと相談をいただいたところから始まりました。2019年5月にリリースしたCoo Kai Team BuildはTeamsのユーザー検索機能に組織階層別検索機能やプロフィール情報検索機能を追加することで、氏名やメールアドレスでしかユーザー検索できなかった状況を払拭し、コミュニケーション円滑化のためのアプリケーションにしました。
また、Teams向けのアプリケーションは世界からみても日本市場ではまだ開発に着手した企業は少ない状態であるため7月に開催されたMicrosoft Inspire 2019ではいち早く開発に取り掛かった企業として弊社事例を世界に向けて紹介いただきました。」

(Coo kai Team buildを開発するにあたっての苦労を聞かせてください)

「先ほど申し上げたようにTeamsと連携したアプリケーションの事例自体、日本国内に少ないため、開発するにあたり情報収集に苦労しました。Microsoft社が提供しているまだ日本語訳されていない公式ドキュメントを参考にしながら、プログラムを書いて検証して、書いて検証して、を繰り返しながら進めていました。リリースしてからのトラブルはありませんが、開発最中の裏話としては、Teamsとの認証処理の実装に苦労しました。Office365との連携自体はCoo Kai Calendarでも実装していたので知見はあったのですが、Teams向けのアプリケーションでは提供されているライブラリも違っていて、ドキュメントもあまり無い状態なので、何度も検証しました。
認証処理以外でも、例えばTeam Buildの機能としてユーザーを選択してチャットを行うというのがあるのですが、それを実現するために何か方法は無いかと試行錯誤しながらMicrosoft社とやり取りをしつつ試しました。
最終的には、Microsoft社にライブラリで機能を実装していただくことで解決に至りました」

「Teamsは世の中的にも、コミュニケーションツールとして活用している企業はまだ少ないので、Coo Kai Team buildはTeamsが浸透した後に不便な点や不足している機能を補完するためのアプリケーションとして今後需要が高まってくるのではないかと推測しています。」

一つの技術に固執せず、常に挑戦する人材へ

(今後、意識しておきたい技術領域を教えてください。)

「サーバレスに注目しています。サービスを運用していくうえでは運用コストを抑えることも重要になってくるんですが、サーバレスは名前の通り、サーバーを用意しないで作成したプログラムだけをAzureやGoogle Cloud Platformに載せることで、アプリケーションが利用されたときだけ費用が発生する仕組みになっています。これを活用することはコスト削減にもつながりますので調査を続けています。Cloud Apps事業部では最先端の技術に触れることも多いので、一つの技術に固執するのではなく、勉強しながら新しいものに挑戦していく人が向いていて、私たちが求める人材でもあります。私にとっても今のプロジェクトは新しい技術に触れることができ刺激になっています。またシステムエンジニアとしてプロジェクトをマネジメントする立場で色々と経験を積むことができているので非常にやりがいをもって働いています。」

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